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atmaCup5 に参加してきて Private 29 位(Public 27 位)でした!

Posted on:2020年6月7日

atmaCup #5 に参加してきました! atma.connpass.com

Kaggle 以外のコンペに参加したのは初めてだったのですが、お祭り感があってとても楽しかったです! 参加者・運営全体で盛り上げていく雰囲気があったので、初参加でしたが最後までモチベーション高く取り組み続けることができました。 Twitter TL でよく見かける方々と競えるので燃えました。

運営のみなさま、本当にありがとうございました!ぜひまた参加したいです!

問題設定

2 値分類タスクで、評価指標は PR-AUC でした。 正例が少なく、指標も PR-AUC だったので、CV / LB が安定しなかったのが悩ましいところでした。

コンペ中の動き

1 週間の開催で短期決戦だったので、ドメイン知識の獲得から始める余裕はないと判断して、CNN 様に抽出していただく戦略を取りました。(結果的にそこそこ NN チューニングに時間を使ったので、ドメイン知識をちゃんと学びに行けばよかったとやや後悔しています) また、短期決戦前提の書き殴り実験をしまくってしまったので、自分が何をやっていたのか正確な記録が無く終盤若干混乱しました。1 週間だったのでギリギリなんとかなりましたが、Kaggle みたいな長期戦は厳しそうなので、そっちに挑む際はもうちょっと丁寧に生きた方が良さそう。仮に入賞したとしても再現できるようにするコストがものすごく高い実装になってしまっていました…

実験管理を mlflow でやったのですが、結構よかったです。 最終日はローカルを投げ捨てて GPU 使い始めたので、今までローカルに積み上げてきた実験との比較が若干厄介でした。(統合せず、別の mlflow ui をタブで開いて眺めていました…) ただ、CV 戦略を変えたり評価指標をいじったときに、同条件で単純比較できない実験にもかかわらずそれが同じテーブルに並んでしまうのが悩ましいなと思いました。 時系列で並んでいるうちは良いのですが、指標ごとにソートすると本当にどれが信じられる結果なのかわかり辛くなってしまいました。 このあたりはタグなどを活用すると良いのかもしれない?もしくは CV などの設計が変わった時点できちんと experiment のレベルで分離すべきだった気がします。

また、実は事前にちょこっとだけ準備していて、「学習データ、テストデータ、CV、モデル、評価関数」あたりを渡すと mlflow にログを書きつつ CV 評価して oof と test の prediction をはく薄い wrapper を書いていました。 最初はまぁ使えていたんですが、NN のことを全く想定していなかったので NN に移った時点で全く使えなくなってしまったのと、細かいことをやりだすとやっぱり wrap された内部に手を入れたくなってしまって厳しかったです。 予想はしていたので相当薄めに作ったつもりだったのですが、それでもこうなっちゃうか〜という感じでちょっと辛い。 ライブラリとしての作りにしたのが間違いだったのかもと思っています。ライブラリだと内部にコンペ固有の変更を入れるのは厳しいので。 単なるスニペット集にしておいて、コンペ中はゴリゴリ内部も書き換える前提で使った方が良さそう。

やったこと

以下は Discussion にも投稿した内容とほぼ同じですが、こちらにも書いておきます。

ぐるぐる

中盤まで CV スコアすら安定せず、ちょっとシードを変えるだけで大きくスコアが変動してしまっていました。 そのため、正直何が効いていて何が効かなかったのかの判断を誤っていた可能性が高いです…

何をやっても安定しなかったので、最終盤にやけになってアンサンブルで誤魔化す作戦に出たのですが、これは結果的によかったと思います。 特に、CV がある程度安定して比較可能になったおかげで、打つべき手の選択を見誤り辛くなったのが大きかったです。 逆にいえばもっと早くこれをやっておけば、もう少し良いモデルを作れたかも?と反省しています。次回に活かしたいです。

最終サブは CNN と、それをベースに stacking した LightGBM の 2 つを出していました。

CNN

LightGBM

こちらは最終日にもう何も思い付かず、とはいえサブを余らせて終わるのも悔しかったので、やってみるかぁという惰性で挑戦したものでした。 CV は Stacking した LightGBM の方がかなり高かったので興奮したのですが、流石に怖かったので CNN も提出していました。 結論としてはどちらも Public / Private 共にほぼ差はなかったです。

時間がなかったのであまり検証はできず、勘で良さそうな構成を選ぶしかなかったのですが、最終的に採用したのは以下のような構成です。

うまくいかなかったこと